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クライアントの方から2歳の娘さんについてお問合せがありました。
「この半年間に2回右の股関節が外れのではと思われるエピソードがありました。本人は痛がることもなく手を繋いで支えながら歩くと自然と戻りました。小児科で相談したところ、『外れている時に診ないとわからない、子どもはそもそもみんな臼蓋形成が未熟で外れやすいので、結局は経過観察するしかない、何度も繰り返すようであれば整形外科へ』というお答えでした。
最近4ヶ月間は走ったり飛んだりしても問題ないのですが、気づくと内股で歩いており、独特な走り方をするのが気になります。」
出産時のトラウマは無いそうですので、成長途中での左右不均衡か習慣性の姿勢があるのかもと、みせていただくことになりました。
ご相談いただいたのは女の双子ちゃんのうちのお一人。
ヨガブロックを積んだり跨いだりするお二人の動きを比べながらみせていただき、その後足裏から膝下の筋膜構造から触らせていただきました。
二人の足(4本の脚)を比べると、すでにそれぞれ個性があります!
外れたのではと思われる右足ではなく左足が固くて小さいこと、股関節から膝までは左荷重を習慣にしていること、が分かりました。
「この年頃のO脚は正常な状態です、両脚が眼鏡橋のように左右から骨盤を支えてくれるようにしてあげましょう」を目標にしました。
腰掛けて両手で楽器を鳴らして遊んでいる間に、背中の脊柱から股関節の表層筋膜を中心に向かって整列しました。
(あとは数時間から数日間かけて、どんな風に動き方が変わってくるかを観察していただきます。
小さなお子さんの柔軟な構造は、遊びを通して運動の方向やスピードを経験することで、強化成長していきます。)
早速2日後にお母さんからご連絡いただきました。❤️
「先日はありがとうございました!その後の変化として、以前は跳ねるようにして走っていたのが、走る時に足の裏がより地面につくようになったようです。
セッションが楽しかったようで、『さとうさんって行ったもんね。きもちよかった』と言っています。」
30代 女性 医療職
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